そして僕を手放さずにいて

アイドルオタクのときめき備忘録

HiHi Jetsと美 少年に初恋をしてみたかったという話

「10歳若くなって、Hi美のオタクになってみたい」

最近ふと呟いた。10年前、高校生の自分になって、HiHi Jetsと美 少年のメンバーにドキドキしてみたい。最近の私がふと思ったことです。

 

母曰く初恋はウルトラマンティガ長野博。ジャニオタ歴は気付けば二桁を超え、ジャニオタじゃなかったときの記憶などない私。中学高校と、のどかな田舎で育った思春期の私にとって「少し年上のお兄さん」はテレビの中のYou&Jの面々だった。

あの年代における「少し年上の人」って、同性であろうと異性であろうと憧れの対象で、当時からあまり地元に居心地の良さを感じなかった私は「都会にはこんなに綺麗で素敵な人たちがいるのか」と夢中になった。綺麗でかっこよくて、でも面白くて…それまでも好きな芸能人はいたけれど、思春期のそれは初恋のようなものだったと思う。それから何人もの人の応援をしてきたけれど、あの頃と同じような恋はもうできないなぁと思う。

あの頃、好きな同級生にアドレスを聞く緊張感とか、授業中黒板に書かれた好きな人の字を「先生どうか消さないで」とこっそり思っていたこととか、きっと今の私は同じように味わえない。寂しいけど、それは経験してきてしまったから。今も今なりに「この人と居ると飾らなくていいなぁ」とか「落ち着くなぁ」とか、年相応に楽しめている。オタクだってそうだ。私は素直に楽しくて楽しくて仕方ないし、幸せでしかない。どちらがいいとかではなく、どちらもそれぞれの形がある。

 

私の周りには何人もHi美担の友人がいて、私自身今年の頭まで「らじらー!」21時台のヘビーリスナーでもあったので、ジャニーズJr.チャンネルでHiHi Jetsの動画はよく見ていた。「おいで、Sunshine!」の動画を見て以降、過去のパフォーマンス動画を見て、美 少年の動画も見ていくようになった。2つのグループを見て、純粋に羨ましいと思った。高校生の頃に戻って「同年代の特別かっこいい男の子」として、彼らを見てみたいなぁと思った。「クラスにはこんな男の子いないなぁ」って画面の向こうの彼らを見て思いを馳せてみたかった。

もちろん今の私でも彼らを見て「かっこいいなぁ」「かわいいなぁ」と確かに思う。きっと彼らを応援するのって楽しいんだろうなぁと思う。それを踏まえた上で、あの頃の眼差しで見てみたかったなぁとも思う。あの頃の私は誰に恋をするんだろう、今の私とは違うのかなぁ。

 

そんなことを考えながら、先ほどまでMステを見ていたわけだけど、階段を降りる彼らを見て泣きそうになった。きっと彼らは私にとって青春のようで、初恋のようなものなんだと思う。そのまま真っ直ぐに駆け抜けて、気付いたら大人になっていて、わざと「かっこよくなったね」って言って大人のフリして照れ隠しをして、背中を押してあげたい。大人になると、そんな恋だってできるようになるよ。あの頃の私に、今の私は伝えられたらいいなと思う。

コンビニ店員の攻略法と、結局ふぉ〜ゆ〜のお話

※突然ですがただ今ブログなどのSNSの整理をしていて、こちらのブログにまとめられそうな記事は少しずつ加筆修正して移動させようとしています。※

 

 

 

ふぉ〜ゆ〜が30になるときからずっと言い続けていることがある。

 

ゆずの「もうすぐ30才」をふぉ〜ゆ〜に歌わせたい。

 

なんだかくたびれているけれど、健やかで普通で少年感があって、そんな歌詞の中の男性像が、不思議とふぉ〜ゆ〜に重なる。今「もうすぐ30才」前のJr.のグループはいくつかあるけど、その人たちがこの歌っぽいかと言われたら全然違う。ふぉ〜ゆ〜のアイデンティティやと思う。

 

この歌の冒頭で主人公の男性が「コンビニ店員が可愛くて同じ時間になんとなく通う」という描写がある。…超健気。可愛い。

 

そこで先月までコンビニ店員をしていた私が(実際にこの投稿の元を書いた時は現役だったけれど)、これまでの経験を踏まえて世の「近所のコンビニ店員が気になっていて同じ時間になんとなく通ってしまう」男性陣にアドバイス。「コンビニ店員はこのように落とせ」スペシャル。

 

まず歌詞にもあるように「同じ時間に通う」はとっても効果的。ターゲットのシフトを把握することが重要です。

でも何か他にも特徴を作った方がいい。場所によっては毎日来るお客様なぞ数百人単位でいる。「同じものを買う」だったり「同じアイテムを身につける」などを続けていくうちに、よほど無心ロボットでない限り店員は覚えます。

 

だけどここで注意すべきなのがそのセレクト。絶対にそれが裏でニックネームになります。うちのコンビニにも21時前後に来店したら必ずからあげクンのレッドを買う方がいて、ニックネームは「21(にーいち)のレッドさん」ですし、毎朝「奥大山の天然水」の2リットルのペットボトルだけを買う方は「おくだいさん」と呼ばれています。本名を認識されるまでの間、これは致し方のないことなので、我慢してください。そのためニックネームにされていいものを購入すること。

 

このメリットは認識のほか、補充の際に思い出してもらう可能性が上がります。「もうすぐ21時やからからあげクン足しとこ」とか「もうすぐ来はるけど切らしてないかな?」とか、スケジュールに組み込まれます。もはやあなたは店員の脳裏に浮かぶだけでなく、ワークスケジュールの一端を担っています。毎度お買い上げありがとうございます。

 

「じわじわ認識」じゃなくて「もうつべこべ言わず話したい!声が聞きたい!」と思った方は、コンビニコーヒーがおすすめ。でもこれは店員が淹れるスタイルの店舗にだけ与えられたチャンスです。店員にオススメを聞きやすいですし、砂糖やミルクの量など尋ねることも多いので、会話も自然と増えます。お客様が少ない時には「寒いのでホット」など、老若男女問わず話題にできる天気トークもしやすい。そして何より「コーヒーは人に淹れてもらった方が美味しい」んです。しかもそれが気になっている人なら尚更のこと。チャレンジする価値はあるかと思いますよ!

 

「へんなニックネームを付けられる前に名前を知って欲しい」と思っているのなら、それはもうポイントカード様に頼りましょう。アプリじゃなく、きちんとカードを忍ばせてください。なぜなら!記名欄という強い味方が!!!!あなたに自己紹介させてくれます!!!!ポイントカードは名刺と心得て、相手に読める字で書いてください。すごく達筆な筆記体が滲んでいるお客様もいらっしゃいますが、私にはすごく乱れた心電図にしか見えていません。

 

そうして少しずつ距離を縮めていくと、セールストーク等がしやすい関係性が出来上がります。これも店舗によるんですが、会計の際全員にセールストークしてない場合「話しやすい」「距離が近い」と思われている証拠です。自分が店員だったとして、セールストークするとなったら誰にしますか?感じのいい常連さんだったりしません?そういうことです。

 

ここまで来たら店内の混雑状況を見て日常会話をしてみてください。外の体感気温トークや近所のイベント情報(学校や町内会の話でも良し)は店舗の売上にも関係してくるので、店員側も聞き捨てならないですし会話に持ち込みやすいです。あとの会話はセンスです。己で頑張ってください。

 

そして大切なことです。

自分が常連ということを忘れないでください。

話しやすくなったなぁくらいの間柄になったからと言って、いきなり思いを告げるのはやめましょう。店員としてあなたのことを常連と認識して接しています。多くの場合、まだ異性として認識はしていません。

 

これはね、本当に多い。

これまで4年以上コンビニ店員をしていて、何度かそう言った話があったんですが、ここを端折る人が多い。こちらとしては警戒します。

無下にはできないんです、常連だから。

完全に断ることもしにくいんです、だって常連だから。

お店の大事な常連を、自分の恋愛絡みで失うわけじゃないですか。自分に恋愛に関しての好意などなかったとしても。

 

せめて!せめて!!!!まずは連絡先の交換から始めて食事してみるとか!!!!

「常連だから無下にはできない」という逆手を取ってみて、それでも断られたらちゃんと引いてあげましょう。あなたを常連としてしか見ていないということです。

 

 

こういう駆け引きとか連れ出しが上手そうなのって、勝手なイメージだけど辰越の2人よなぁ。さらりと近所のお洒落なお店に誘い出しそうですよねぇ。

 

「あそこの店すごく良かったから今度一緒に行かない?」ってさらりと越岡さんに言われたら「ほんまに?行きたい!」って口が勝手に答えてるし、手が勝手にラインのIDをレシートの裏に書いて渡すよね?

 

「これこの間の出張のお土産。好きそうだと思ったから。みなさんで食べて」って渡したお菓子のお礼を後日味の感想と共に言ったら「この間行ったお店も絶対好きだと思うんだよね」と確実に外堀を埋めていくスタイルの雄大ちゃんも最高じゃない?

 

福ちゃんはなかなか距離を縮められなさそうというか…感じがいいイケメンだなくらいの認識で終わりそうな感じあるよね…店員の眼福で終わりそう…いいなぁ私も接客したいから、京都のすみっこの私のいるコンビニに買い物に来てくれないかな…(遠い目)おくちが勝手に「好き」って言いそうすぎるけど…!

 

まっちゃんは……マツは……ザキさんは……

「おもろい常連」枠ですなぁ。いますね、おもろい枠。いきなり思いを告げそう感あるよね……「まぁマツだから」でどうにかなりそうだけど。

 

あれ、おかしいなぁ、コンビニ店員の攻略法だったはずなのに、半分ふぉ〜ゆ〜の妄想になってたな?寝起きって怖いな?

Love-tuneが事務所を辞めたので、私も仕事を辞めました。

ついに退職をしました。

たくさん泣いてたくさん迷惑をかけて、たくさん悩んでたくさん励まされて、それでもついに退職をしました。振り返るとひとつひとつ、色々なことがよぎるけど、今は医療業界に勤められたこと、良かったなって思えます。

 

「転職したいな」と事あるごとに、プレッシャーを感じるたびに思っていました。医療機関、生死に関わるのでプレッシャーはすごい。例え事務であろうとプレッシャーはすごい。人は丈夫だけどとても繊細で、脆い。よくナースに「寄り添いすぎると身がもたない」と注意されていたけれど、私が「しんどい」と思うことのひとつはそれだった。だから医療人の方々は本当にすごい。

 

転職を決めた理由はいくつかあるけれど、大きいのはやっぱり収入と生活リズム。私はずっとクリニックの事務員とコンビニ店員の掛け持ちをしていたフリーターでした。午前中は早朝からコンビニ、お昼を食べてクリニックの受付の仕事へ。さすがにかなりしんどいのに、収入は最低賃金。メンタルがやられていた時期は体調が安定せず、そのため収入も減り、奨学金の返済の猶予をもらったこともあります。

 

昨年同級生の結婚式に参加しました。とても大切な同級生のハレの場を楽しみながらも、どこかで「この時間で普段なら○○くらい稼いでたなぁ」と考えてしまう自分がとてもとても嫌でした。時給で働いている身だと、休日を作ることは翌月の収入を減らすということになります。二次会に参加しながら「そういうことを考えない生活にしたい」と思っていました。年末年始に実家に帰るのも「これだけ時間があったらそこそこ稼げたなぁ」とか考えてしまうの、すごく休まらなかったなぁ。

 

でもその「転職したい」という気持ちがどこかずっと漠然としていて、生活するためにみっちり組んだスケジュールにより、毎日が忙しくてなかなか転職活動に本腰を入れられずにいました。今の生活をしていれば、少なくとも自分ひとりの生活はできているのだから、疲れた身体と心にムチを打たずに、週に一度の休日は、休日らしく過ごせばいいとつい寝て過ごしていました。

 

そんなときに自担のひとり、長妻怜央が他のグループメンバーとともに事務所からの退所をしました。そしてそれを受けて私は本当に「すとんっ」と音がするくらいあっさりと退職と転職を決意する。「あ、仕事辞めよう」って恐ろしくあっさりと決めた。今考えるとすごく不思議だし無計画だったけど、あれだけうじうじしていた私が揺らがずに退職を決めていた。

 

そこから10〜20社くらいウェブエントリーしたり履歴書送ったり面接したりとを繰り返し、決意から3ヶ月で内定を頂いて、無事に退職をしました。休日やシフトの空き時間を使って転職活動をしていたので、まぁ本当に疲れた。でもなんか、新卒の頃に普通なら考えるであろう「働くということ」に関して自問自答を繰り返して、私なりに答えを見つけられたような気がします。

 

もう一生私はアルバイトとパートの掛け持ちをするしか出来ないと思っていました。早朝から夜まで働く生活しか出来ないと思っていました。このまま週に一度の休日のままの生活がずっと続くと思っていました。

ストレスで体調を崩して以降、上司と話すのも怖くて失敗ばかりで、全然働くことに自信が持てなくて、そのたびに体調を崩しての繰り返しでした。

家族にも友だちにも「今の仕事してて楽しそうじゃないね」ってすごく言われたし「口が悪くなった」とか「気が短くなった」ってすごく言われました。

好きでそうなったわけじゃないんだよなと思いつつ、仕事を「続けて」「克服する」ことが大人になる、社会人になるってことだと思っていました。

でもコンビニのアルバイトをしながら「こうしたらどうか?」ってオーナーやマネージャーと相談して色々と工夫して販売して、反応があると嬉しくて…って繰り返すうちにだんだんと自信が持てるようになってきました。私にとって「仕事で」「人と接する」ことに対してのリハビリ期間だったなって今では思います。

でもコンビニなので、どれだけ頑張っても、頑張らない人とお給料は変わらなくて、そこに不満はありました。色々考えながら売場を作って、お客さんと接しているのに、立ってるだけの人と同じお給料なのか…って何度も思いました。

 

でもそんな生活とはお別れをします。

新卒の就活で「仕事をするということ」に意欲も希望もなく、ふらふらと地元でも大好きな京都でもフリーターとして生きてきたアラサーの私ですが、ちゃんと正社員として、ようやく周りの同級生たちと同じ板の上に立つ準備ができました。「なんで私はみんなと同じような幸せが得られないんだろう」ってたくさん泣きましたが、私には私の幸せがあって、それは何物にも代えがたいはず。ここから始めて行こうと思います。

 

Love-tuneが事務所を辞めたので、私も仕事を辞めました。Love-tuneは幸せになるべきだし、私も幸せになろうと思う。そんな3月が始まります。

僕は「きちんと愛されている」のか?〜「だいたいぜんぶ展」から考えたこと〜

道に迷い、急な坂を駆け上がりながら「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」に行ってきた。改めて言葉にして認識したことはなかったけれど、愛されるというのは、大切にされるということだ。

 

間違いなく乃木坂46は今、多くの人に認知され、国民的アイドルグループの仲間入りを果たしていて、彼女たちの持つ市場価値は計り知れないほど高い。敢えて「愛されている」とか「好かれている」と使わないのは、この展覧会を通して、それらの本質について考えなおしたからだ。

 

この展覧会を進みながら、それぞれが「乃木坂46」に対して愛情と情熱を注いでいると思った。「それぞれ」というのはメンバー自体はもちろん、運営や製作陣も含めた「関与する全ての人物」のことで、展示物や構成を通してそれがちらちらと垣間見える。

 

彼女たちは愛されて、大切にされている。

私は素直にそう思った。

 

ファンが「そう」なのは当たり前だけれど、そうではない、仕事として彼女たちに関与している人たちから「そう」いうものが伺えるのは、嬉しくて、温かくて、とても誇らしい。自分の大好きな人たちが「きちんと愛されたうえで仕事をしている」ということは、とても幸せなことだ。

 

 

そしてここからは乃木坂46から大きく話題が外れる。ここ最近、きちんと愛されているだろうか、と疑念を覚えることが続いている。

 

私はまだNGT48の山口真帆さんの件に関して、全く納得できていない。あれはグループ内の揉め事でもないし、ファンの危険行動でもない。未遂であろうと暴行事件だ。いつのまにか話がすり替わっている。そしていつのまにかその話題が上らなくなっている。いいのかよ、それでおしまいにして、いいのかよ。

そもそも、10代20代の女性を集めて仕事をしているのにも関わらず、危機感がとてつもなく薄い。「自宅までの送迎」や「防犯ブザーの配布」という超初歩的な防犯対策を、これまで行っていなかったことの方が驚きで、数日かけて対策を練ったあとの企業の発表がそれなのかとため息をついた。あまりにも薄情だと、私は思った。なにも解決していない、きっと解決する気もないと、私は思った。

 

女性アイドルだけでなく、男性アイドルに対しても思うことは多々あって、涙は昨年までで流し切ったくらいだ。(そこらへんは散々ブログでも書き荒らしているのでなんとなく察して欲しい。)

 

果たして、私の好きな人たちは、ちゃんと愛されているのだろうか。

 

もちろん仕事なのだから、愛だのなんだの必要ないだろうというのも分かる。でも、自分の大好きな人たちが、その周辺の人たちにきちんと愛されて、大切に扱われていると実感したとき、それはそれは満たされた気持ちになった。

 

アイドルは多くの人に愛される存在で、本人たちもそのために多くの努力と犠牲を払い、そこに在り続ける。だから彼ら、彼女らがぞんざいに扱われることは見ていてとても胸が苦しい。

もっと多くの人に愛されて欲しいのはもちろんだけれど、それよりもまずはきちんと、周辺の人たちに愛されていて欲しいと願ってしまう。自分の大好きな人たちが愛されて大切に扱われている姿は、とても幸福度が高い。

 

きちんと大切に扱われているだろうかと、不安に思うことがある。それは自身もそうであるし、自分の大好きな人たちに対してもそう。特別な幸せがなかったとしても、せめて大切に扱われていて欲しい。私の好きな人たちは、それに対して愛情を見いだすことのできる人たちだから。

 

話は大分逸れたが、展覧会として、グループとして、乃木坂46の芸術性の高さは本当に素敵。その洗練された繊細さが本当に大好きだ。いつも乃木坂46の魅力を挙げるときに「見た目が良い」「センスが良い」「芸術性が高い」の3つを挙げ「ぜんぶ見た目じゃん」と笑われるのだが、この展覧会を通して「そこに到達するまでの情熱や愛情」について触れられた気がする。ああ、乃木坂46に関係する人たちって、みんな乃木坂46のことが好きなんだな、とそう思える展覧会だった。また行きたい。是非行きたい。買えなかったグッズも買いたい。図録が届くのもとっても楽しみ。こうやって、愛情が広がっていくのって、とてもわくわくして気持ちが良い。そんなグループがもっと増えたら良い。

「Endless SHOCK」観劇旅 〜東京遠征24時間チャレンジ〜

さて昨日、2019年2月11日。Endless SHOCKを観劇してきました。朝7時に家を出て、翌朝7時に京都駅に到着するという「東京遠征24時間チャレンジ」を開催したので、そのドタバタ、破茶滅茶な旅記録です。遠征のドタバタまとめ、あとから自分で見返すの好きなんですよね(笑)

 

顕嵐担のモーニングコールで起床

さなあらがついにメディア露出!ということで、観覧で早起きする顕嵐担の友人に「5時半に起こして(´;ω;`)」と泣きついた前夜。アラーム5つかけていたものの、モーニングコールがかかるまでに既に3つ消している。(なお記憶はない)「なべしょっぴかな?!」レベルの寝起きの悪さの私に「頑張って起きて!福ちゃんに会うんでしょ!」と懸命に呼びかける友人は、さながら舘さま。おかげで無事に起床できました。持つべきものは早起きのオタ友です、ありがとう(´;ω;`)さなあらの2人、番組出演この日にしてくれてありがとう(´;ω;`)※そこ

 

自宅最寄り駅目前で忘れ物に気付き速攻帰宅

いざ出発!と最寄り駅でICOCAを取り出そうとするも、鞄にもコートのポケットにも入っていない。そして気づく。iPhoneもない。そうだ、直前までコートを迷っていた私。入れ替えていなかったんです。やっちまったー!新幹線の切符買ってなくて良かったー!と心の底から思った。意気揚々と出掛けたのに速攻帰宅をかまして旅がスタート。過ぎたことなのに先が思いやられます。

 

東京駅で路頭に迷う

当日夜に出発するVIPライナーのラウンジに荷物を預けて身軽になってから第1の目的地に向かおうとしていた私。絶対に購入したいと思っていた自分用お土産を先に購入して、キャリーに詰めておこうと企てる。そして迷う。馬鹿なのでだんだん地下なのか地上なのか分からなくなる。でも来た道は覚えるタイプなので、どうにか目的地のグランスタを見つけられるも、改札内とはつゆ知らず。帰りにしようと泣く泣くラウンジに向かう。痛恨のタイムロス。

 

鳥居坂って、どこ?(泣)

第1の目的地「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」ソニーミュージック六本木ミュージアムWEBサイトに向かうも、迷う。けやき坂を歩きながら「今はけやき坂じゃないねん、乃木坂に行きたいねん」と半べそかきながら歩く。地図が読めない女は出口を間違えていることにこの時まだ気づいていない。前売り券の時間が迫っているので人に道を聞こうにも、外国人が点々と歩いているくらいで、半べそかきながら前方に柴犬を連れたおばさまを発見して捕まえる。わんころの散歩しているジャージ履いたおばさまが地元民でないわけはない…!そして尋ねる。鳥居坂ってどこですか?」必殺技?の関西圏のイントネーションを使い、観光客を装う。(いやまぁ観光客やけども。)「乃木坂って、どこ?」かよ!タイトルコールかよ!そして衝撃的なことを言われる。「(あなたの進行方向の)反対側だよ!」「今六本木駅に向かってることになってる」私の脳内でTravis ほんこわ Japanのみなさんがテーマソング歌ってるーーーーーーー!!!!!!!!

感謝を告げ、競歩で支持されたとおりに進むとありました!!!!あったよ鳥居坂!!!!10分遅れでなんとか会場に到着して、事情を話したらスタッフの方も対応してくれて、なんとか入場。この展示会を通して感じたことはまた追ってブログにしたいと思ってるので割愛。本当は展示会を見終えて友人とランチするために六本木駅に着いている予定時刻に館内に入るという、ね。大寒波襲来なのに鳥居坂駆け上って汗だくだった私よ。

 

東京駅で路頭に迷う Part2

友人を待たせていた東京駅に到着するも、どうしてもお手洗いに行きたい私。改札を出てお手洗いを探すも、無い。見つからない上にだんだん人が少なくなっていく。東京駅なのに。

心細い上にトイレが見つからず、ここがどこかわからない半泣きな私は、如恵留担の友人に近くにあった構内地図の「現在地」の部分を写メって送る。散々待たせたうえに迎えに来てくれるのえ担、優しすぎる…!こ、これが担タレ…!あ、その後即お手洗いに駆け込めたのでご安心ください(笑)

 

Endless SHOCK 観劇

推しが大好きな舞台のヒロインになった感想ブログはまた追って書きます。ここではツイートだけ貼っておく。

色々書いたけど、1日経っても1番思っていることはこれかなぁ。梅リカちゃん大好き。あと300回くらい観たい。

あ、ちゃんと自担の福ちゃんも観てたから!!!!いつもより短縮されたけど!!!!やっぱり福ちゃんはかっこ悪いところが1ミリもなくて最高でした。

 

ふぉゆ担は呑むよね

観劇後はボロボロの私をのえ担が座席に私を拾いに来てくれました。面倒見の良さ担タレすぎる。ありがとう(´;ω;`)

その後はのえ担と別れて、約束していた辰巳担の友人と居酒屋へ。ふぉゆ担集まったらまぁ呑むよね。担タレだね?陽気に呑んだと思ったら一瞬真面目に話して、また陽気なことになるよね、担タレだね?「ふぉ〜ゆ〜がはっぴ〜あわ〜しているだけの動画配信して欲しいよね、一緒に呑みたいよね〜」ってふぉゆ担集まったら毎回言ってる気がする。

その後時間制限があったので追い出され、お土産調達で東京駅へ。無事に狙ってたカファレルさんCaffarel online shopの東京駅限定パッケージをゲット!

その後喫茶店に入り「呑んだ後お腹が空くタイプ」の辰巳担と「呑んだ後アイスクリームが食べたくなる」タイプの福田担とで各々ご所望の品を食べつつ、夜行バスの乗車準備のギリギリまで一緒にいてくれました。多分迷子にならないか心配されてた(笑)

 

休憩に1度も気付かずに寝た夜行バス

3回休憩するって言ってたんだけど、気付いたら翌朝6:50で、リクライニングしてから即寝したらしい。1日を思い返すことなく寝た。本当に休憩してたんかなってくらい爆睡してた。そんなこんなで24時間チャレンジは無事に終了しました。さすがに足のむくみがひどくて、帰宅して即湯船でマッサージコースでした。

 

総括

めちゃくちゃ楽しかった。つめつめしすぎた気もするし、1日で3回迷子になったけど、やっぱりオタク楽しいなぁ、現場って楽しいなと痛感。普段全然行かない土地に行くのもとっても楽しい。東京の人たちは話し声が小さいなとか、人ごみの中「すんません、すんません」連呼しながら手刀で無理やり通り抜けするおじさんがいないなとか、そういう発見もあって楽しいなと(笑)あと単純に東京には友だちが居るから心強い。地図読めるようになりたい。(切実)まあ総じてめちゃくちゃ楽しかったので良し。しばらくは大好物の東京ばな奈とチョコレートたちが私の楽しみです。さ、そろそろ荷解きして明日からの現実を受け止めようと思います。嗚呼昨日の朝からやり直したい。

2018年おせわになりました!(※私的振り返りブログ)

2018年、精神的にとっても長くて、体感的にはとっても短かった。このブログは私的なことが含まれたオタクの振り返りブログです。

 

ふぉ〜ゆ〜でたくさん笑ってLove-tuneでたくさん泣いた一年だったなぁ。

 

まさか自担と推しの共演が実現するなんて、全然思っていなかった今年の頭。まさか今年の終わりに再共演が決まるなど…!しかも自担が推しにオーディション勧めるってなにそれ…なにそれ…その様子見たかった…!福ちゃん天才か…!

ありがたいことに2月に観劇が決まっているので、SHOCKにお邪魔します。楽しみ!また自担を見るか推しを見るか迷う幸せを味わえるとは。

改めて思い返すとDAYZERO遠征以降福ちゃんに会ってないんだな〜!今年色々あったしな(白目)(それは後述)

 

今年は「自担と推しの共演」と「自担と推しの退所と卒業」が私のキーワードで、楽しいだけじゃなくて沢山身を削がれたなと思います。

 

まあ、ほら、Love-tuneだよね、怜央ちゃんだよね。祭りで久々に「やっぱり怜央ちゃん大好きだな〜」って思ったら、年末にはこれですよ。しんどい。たくさんたくさん泣いた。夜な夜な泣いた。過去の映像見て夜な夜な泣いた。こんなにかっこいい人たちが、なんでこんなことになるのって悔しくて悔しくて悔しくて夜な夜な泣いた。私の大好きな人たちの大好きな場所をなんで取り上げたのか、とにかく悔しくて悔しくて、今もまだ悔しくて仕方ない。

でも毎日部屋に飾ってる写真立ての中の怜央ちゃん(フレームのせいで訪問者に遺影と言われる笑えない可愛い怜央ちゃん)を見て、そのたびに「元気かなぁ?」って思っていたので、なんか今はもう、スッキリしたなとも思ってる。

まぁLove-tuneの諸々に関しては、吐き出すところがなくて過去のブログに書きなぐっているのでこれにて割愛。振り返りブログだし。

 

あとは乃木坂から推しと乃木坂に興味を持つきっかけとなった最初の推しの卒業がほぼ同時期に発表されて、更に推しの若月佑美さんに関しては、怜央ちゃんの退所と同じ日付での卒業という、私にとってある意味忘れられない日になりました。自担と推しが同日に所属していたところから離れた日でした。

 

私生活でいうと、すごくガタガタでした。現場が少なかったのはそれもある。辞めたい仕事をダラダラと1年続けてしまい、それでやる気が出るわけでもなく、ただただ体調がずっと低空飛行する1年でした。CT検査しても血液検査しても何もなくて「ストレス」「疲労」って結論にしかならないので「もうなんか無理なんだな」って思いつつ、そんな体調なので転職活動を続ける気力もなかったのが事実でした。

でもLove-tuneの一件があってから、しんどい現実の逃避先だったオタクがしんどくて、その逃避先がちょうど繁忙期だった仕事と転職活動になりました。あっという間だったこの1ヶ月。年明けからまたバタバタするけど、今はオタクがしんどいのでちょうどいいかも(笑)落ち着いたら「自担が会社を辞めたので、私も辞めました」ってブログ書きたい。

 

今年はあと何していたかなぁ…?

 

沢山よいと思える漫画に出会えたし、割と映画館に行って映画を観ることが出来たなと思います。私が感想を流していたら興味を持ってくれて、実際に手に取ってくれたり足を運んでくれたりと、小さいかもしれないけど周りで反響があったのが嬉しかった。だからわりと頻繁にブログの更新ができたかなって思います。いいものはいいので、沢山の人のもとに広がって欲しいなぁ。来年もそんな経験ができたらいいなぁ。

 

あと大きいのは友人関係のことかなぁ。学生時代からずっとまめに連絡して食事に行っていた友人と、いつからかなぜか居心地がとても悪くなっていて、でも習慣というか惰性でずっとだらだらと会っていたのだけど、ある日を境に一切連絡を取らなくなって長くなりました。理由はまぁ色々あるのだけど、私にとって友人関係でいちばん大切にしていることを、自分で気づくことができた経験でした。

 

そうそう、27歳になってから、私すごく生きるのが楽になったというか、いい意味で肩の力を抜いて生きられるようになったなって思います。上手いこと言えないんだけど、突然「こうじゃなきゃ、ああじゃなきゃ」っていう枷のようなものが解けたというか。そのわりに身体はストレスで悲鳴上げていたけれども(笑)

 

そして27歳になったので、将来のことや金銭面や健康面のことも考えて、転職活動したり家計簿をつけたりしています。全部楽しく生き尽くしたいなって思ったら、まずはそのために必要なものを装備しないと、今の私は弱いと思ったのがいちばん。来年はまるまる1年使って環境を整えて、そのうえで自分の大好きな人たちの応援をしたいと思います。

 

今年一緒に過ごしてくれたオタクひとりひとりに、本当に感謝!雑多なオタクだけど、また来年もたくさん遊んでやってね!

 

では、あなたとあなたの大好きな人たちにステキな2019年が訪れますように!

ブレーキに足かけんじゃねーぞ!〜「ニート・ニート・ニート」鑑賞記録

幼い頃「風穴をあける」という言葉が、荒々しくて少し怖いと思っていた。

 

スクリーンのなか「助けに来てやったぞ」とドアが蹴破られた。安井謙太郎だった。久しぶりの「公の姿」だった。いつも見ていた頼もしい最年長から発せられた言葉に、頭をガツンと殴られたかのような衝撃だった。そうだこの人はそういうことを「発する」人だった。

 

Love-tuneからの報告の後、最初の休日に、ふらふらと「ニートニートニート」の2度目の鑑賞をした。自分でもなんでなのかは分からないけれど、取り憑かれたかのようにチケットを予約購入していた。メンバーの姿を見ないとやっていられなかったんだと思う。

 

「今のLove-tuneには、今の謙ちゃんには、きっとレンチの人格が必要だったんだと思う。」それは私が映画を観たあと、いちばんに思ったこと。賢くて冷静で、でも沸々と情熱が溢れている彼らに、きっとレンチの荒々しさや「真っ当さ」は確かに必要だった。少なくとも私はそう思う。

 

破茶滅茶でドタバタと進むストーリーのなかで、主要キャストそれぞれ、目を伏せるシーンがある。目を伏せて、目を逸らして来た4人が、最後には目を合わせて、対峙する。対峙できるようになるまで、きっと彼らは人より時間がかかって、覚悟が必要で、だから「ニート」であったんだと思う。

 

彼らが過去に見切りをつけ、前を向き、未来と対峙したとき、そこにあるのは北海道の真っ直ぐと伸びた一本道だった。遮るものがない、鮮やかな自然に囲まれた、真っ直ぐと伸びた一本道だった。仲間たちが詰め込まれた車を、ただひたすらに、真っ直ぐに走らせる。それはまるで、彼ら自身を見ているかのような感覚だった。「ブレーキに、足、かけんじゃねーぞ」と劇中の安井謙太郎の声が頭の中でこだまする。それはまさに、私たち応援する側の気持ちそのものだった。

 

「不幸のなかで1人っきりになっても、毅然としてろよ」と涼やかに強く言い切る安井謙太郎は、確かに安井謙太郎そのものであったし、でも確かにレンチでもあった。そしてまさに今、彼がその姿をもって証明している。

 

彼らのこれまでとこれからの間に、この作品が置かれたことは、偶然かもしれないけれど、でも確かに「今」必要だった。彼らにとってもこの作品のなかに点在する言葉たちは必要だったと思うし、私たちにとっても必要だと思う。そんな分岐点に、否「門出」にこの作品があって良かったと思う。

 

幼い頃「風穴をあける」という言葉は、荒々しくて少し怖かった。でも、今は違う。風穴をあけない限り、ドアを蹴破らない限り、始まらないこともあると知っているからだ。その先にあるのはきっと、仲間を乗せた車で、真っ直ぐな一本道で、青々とした空の下、ぐいぐいとスピードを上げて、リミッターを外して進んで行くだろう。そう期待している。