そして僕を手放さずにいて

アイドルオタクのときめき備忘録

ふぉ〜ゆ〜がふぉ〜ゆ〜で良かったってだけの話。

昨日!9/19!当選から心待ちにしていた!ふぉ〜ゆ〜の3作目の主演舞台!「縁〜むかしなじみ〜」にお邪魔してきた。興奮が覚めやらない。超個人的ではあるが、この興奮のまま感想をつらつらと書き起こしたいと思う。

オタクの間では既出の感想ではあるが「ふぉ〜ゆ〜がアラサー幼馴染の設定とか最高すぎる」に尽きる。まずこの大前提が後々涙腺を緩ませる。

寂れた街でもがくように、足掻くように生きる3人(福田、越岡、松崎)と都会に出てサラリーマンをしている1人(辰巳)の分裂、対比から物語は動き始める。あらすじを簡単に書くと「物語は動き始める」と言いたくなるが、終盤になるにつれて気付く。「動いていないように見えて自分以外は少なからず動いている」ということに。それは時間かもしれないし周囲の人間かもしれない。もしかすれば自分ですら自分の変化に気づいていないかもしれない。その事実にそれぞれの役柄が気付く、それが波紋のように観ている私たちにも伝わり、まるで自分の身に起きたかのように目頭が熱くなる。

ふぉ〜ゆ〜の良さのひとつは「良い意味での昭和感」だと常々思っているのだけど、それを最大限に生かされた物語で、なつかしさ、寂しさ、そして底力を見せつけられたなぁと思います。観客誰しもがいずれ抱えるであろう、もしかすれば今このときすでに抱えているかもしれない「生きていくための苦悩、死んでいくために生きることの苦悩」を随所に感じ、静かな、とてつもなく静かな感動がじわじわと押し寄せてくる感覚でした。きっと「人情味がある」ってふぉ〜ゆ〜のことを言うんだと思う。だいすき。

終盤に行くにつれて私は涙腺が崩壊してほろほろとずっと泣いていたのだけれど、さすがふぉ〜ゆ〜さん。だんない節なるお祭りの象徴の踊りが男臭くてかっこいい。「雄々しい」ってこのことを言うんだと思う。ふぉ〜ゆ〜だいすき(号泣)

ふぉ〜ゆ〜の四人も秋で全員が三十路を迎える。「まだまだ若い」のは間違いないが「もう若造ではない」のも「少年ではない」のも事実である。次のステージに立つ前にこの舞台があったことがある種の贈り物だと思う。まだまだ後輩たちにその圧倒的な背中を見せていて欲しいし、私たちファンはその背中を含めてふぉ〜ゆ〜さんたちが好きだ。ファンの方々全員がそうかは知らないが少なくとも私はその背中を頼もしく見ている。

「やってやろうじゃねぇか!」って目の色が変わるふぉ〜ゆ〜さんたちほど頼もしいJr.なかなかいないと思う。アラサーの尊さであり強みだよ。

というわけで私は軽率にスケジュール調整をして頼もしい四人になんとかしてもっと会えないかと目論んでおります。そして気になっているけれどなかなか踏ん切りがつかないという方は本当に観ていただきたい。一見の価値ありです。