そして僕を手放さずにいて

アイドルオタクのときめき備忘録

「ラストホールド」と見知らぬおじいちゃんのお話

どうもこんばんは。正真正銘のアラサーを迎えました。「長すぎるモラトリアム」ことたんぬです。誕生日当日は完全なるオフ。その前夜「なんか無性に夜更かしして楽しいことをしたい!」と仕事終わりに上映時間を確認し、レイトショーへ。最近レイトショーの楽しさに気づいてしまい、これは別でブログにしたいなと思ってるくらい無駄にこだわりがあったりします。

 

それはさておき、タイムラインで話題の「ラストホールド」を観てまいりました。

テンポがよくてわかりやすくて仕事終わりの夜に観るのにぴったりでした。スカッとしたし、ひたすら顔のいい人たちを観られて楽しかった。こういったエンタメ映画に眉を顰める人もいるけど、絶対に頭空っぽにしてただ楽しい時間を過ごすための映画って必要だと思うんだよな。

 

いやあグループ全員が出演する映画って、なんだかこう、感慨深いですよね。私部外者ですけど。ついついセリフの深読みをして勝手に重ねてしまうんですけど、観てから1日経ってもなかなか頭から抜けないセリフがいくつかあって、そのひとつが先輩の塚田さんの「ボルダリング個人戦」です。私の中ではこのセリフを軸にして物語が変化していくと思っていて、最終面接であったり団体戦に向けての各々の一波乱であったりの「個人」と「団体」の対比を強調する一言だと思いました。月並みの感想。

 

でもそれって「個人」ありきの「団体」という側面があって、個々の長所と短所を補い合う団体戦の描写はなんだか勝手にこみ上げるものがありました。深夜の疲労したオタクはすぐ泣くものなので是非許してほしい。ボルダリング部の活動とジュニアの活動とが、どうしても重なってしまうんだから仕方ない。

 

頭の悪そうな感想を言うと、手フェチの私は終始嬉しい映像のオンパレードでした。チョークまみれのメンズの手って良きですね。かさついたメンズの手がとても好きなので至高でしたありがとうございました。かさついたというか粉ふいてるというか、もはや粉まみれなんやけど。

 

あとあと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!とてもとてもとても不意打ちでときめいた部分があるんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!阿部ちゃん先生のある部分のセリフ「ほら。似合うと思うなあ」がとてもとてもとてもときめきました。あのトーンで言われたいが過ぎる。あれ言われた岩本さんはときめかなかったのかな?!?!?!?!私は軽率にあの瞬間阿部ちゃん先生に恋に落ちました。全阿部ちゃんファンの方々すみません、あれは仕方なかった…不意打ちすぎた…お邪魔しました…

 

自分の担当グループがこういう映画に出演するってすごく羨ましい。切磋琢磨している姿を確かにいつも自分の目で見ているけれど、それを改めて物語に落とし込まれて、映像として残るって、ジュニアのグループとしてなんと幸せなことか。そう簡単なことではなくて、全てSnowManのこれまでの活動・活躍が認められてのことで、そういう姿がまた彼らの周囲のジュニアに良い影響があるとますます嬉しいですよね。私は誰なんだ。

 

Jr.祭りのときに感じた「次々と楽しいことが起こる感覚」が確かにこの「ラストホールド」からもひしひしと伝わってきて、言葉にしようとしても「勢い」とか「渦」とかありきたりな言葉しか出てこないのがもどかしいのだけど「今ジュニアから目が離したらいけないぞ」「楽しいことを取り逃がすぞ」という感覚が私の中に確かに漲っています。

 

そうそう、最後になりましたが、タイトルで触れた「おじいちゃん」の話。レイトショーにはちらほらと女性客しかいなかったのですが、予告が流れているときに前列にひょっこりとご高齢の男性が。内心「おじいちゃん観るもの間違えていないかしら」と思いつつ上映開始。そして鑑賞後、照明が点灯されるや否や後ろを向いて、私たち全オタクに向かって「この人たちはジャニーズ(絶妙なイントネーション)なのかい?!?!」と。男性に一番近い座席に座っていらした方が「そうですよ」と返すと「はあ~たまげた。どっかのアスリートやと思って観てたわ~すごいなあ。めっちゃ練習しはったんやろなあ。怪我とかしいひんかったやろか。すごいなあ」と絶賛。ご高齢の方にも楽しんでいただけたようで、勝手に鼻が高くなりました。「元気な若者は高齢者の良い薬」だと思った出来事でした。