そして僕を手放さずにいて

アイドルオタクのときめき備忘録

HiHi Jetsと美 少年に初恋をしてみたかったという話

「10歳若くなって、Hi美のオタクになってみたい」

最近ふと呟いた。10年前、高校生の自分になって、HiHi Jetsと美 少年のメンバーにドキドキしてみたい。最近の私がふと思ったことです。

 

母曰く初恋はウルトラマンティガ長野博。ジャニオタ歴は気付けば二桁を超え、ジャニオタじゃなかったときの記憶などない私。中学高校と、のどかな田舎で育った思春期の私にとって「少し年上のお兄さん」はテレビの中のYou&Jの面々だった。

あの年代における「少し年上の人」って、同性であろうと異性であろうと憧れの対象で、当時からあまり地元に居心地の良さを感じなかった私は「都会にはこんなに綺麗で素敵な人たちがいるのか」と夢中になった。綺麗でかっこよくて、でも面白くて…それまでも好きな芸能人はいたけれど、思春期のそれは初恋のようなものだったと思う。それから何人もの人の応援をしてきたけれど、あの頃と同じような恋はもうできないなぁと思う。

あの頃、好きな同級生にアドレスを聞く緊張感とか、授業中黒板に書かれた好きな人の字を「先生どうか消さないで」とこっそり思っていたこととか、きっと今の私は同じように味わえない。寂しいけど、それは経験してきてしまったから。今も今なりに「この人と居ると飾らなくていいなぁ」とか「落ち着くなぁ」とか、年相応に楽しめている。オタクだってそうだ。私は素直に楽しくて楽しくて仕方ないし、幸せでしかない。どちらがいいとかではなく、どちらもそれぞれの形がある。

 

私の周りには何人もHi美担の友人がいて、私自身今年の頭まで「らじらー!」21時台のヘビーリスナーでもあったので、ジャニーズJr.チャンネルでHiHi Jetsの動画はよく見ていた。「おいで、Sunshine!」の動画を見て以降、過去のパフォーマンス動画を見て、美 少年の動画も見ていくようになった。2つのグループを見て、純粋に羨ましいと思った。高校生の頃に戻って「同年代の特別かっこいい男の子」として、彼らを見てみたいなぁと思った。「クラスにはこんな男の子いないなぁ」って画面の向こうの彼らを見て思いを馳せてみたかった。

もちろん今の私でも彼らを見て「かっこいいなぁ」「かわいいなぁ」と確かに思う。きっと彼らを応援するのって楽しいんだろうなぁと思う。それを踏まえた上で、あの頃の眼差しで見てみたかったなぁとも思う。あの頃の私は誰に恋をするんだろう、今の私とは違うのかなぁ。

 

そんなことを考えながら、先ほどまでMステを見ていたわけだけど、階段を降りる彼らを見て泣きそうになった。きっと彼らは私にとって青春のようで、初恋のようなものなんだと思う。そのまま真っ直ぐに駆け抜けて、気付いたら大人になっていて、わざと「かっこよくなったね」って言って大人のフリして照れ隠しをして、背中を押してあげたい。大人になると、そんな恋だってできるようになるよ。あの頃の私に、今の私は伝えられたらいいなと思う。