そして僕を手放さずにいて

アイドルオタクのときめき備忘録

2つのグループのデビューの前に、泣いた夜のこと〜私なりの祝福を〜

昨日、ひとりカラオケの個室で、私は泣いた。

Aメロまでは普通に歌っていたのに、だんだん声が震えて、サビにはマイクを置いて、画面を見ながら、私は泣いた。

見ていたのは本人映像の「Cha-Cha-Cha チャンピオン」で、今思い返しても「え?泣く歌じゃかくない?!」と思う。でも私は泣いた。

 

自分の応援している人が、どんなに後ろであろうと目を凝らして見つめ、その一挙手一投足に夢中になる。少しずつ出番が増え、目立つ立ち位置になる。もちろんそう上手くいかないことだってものすごく多い。それでも自分のなかで主役は間違いなく彼だ。Jr.を応援するって、そういうことだ。

 

泣きながら思った。

「デビューする」って、これから先、迷わなくていいということだ。

これまで応援してきたJr.の立ち位置は、私が思っていたよりもずっと足元がぐらぐらしている。どんなにフロントに立っていようと、あっという間に声がかからなくなるし、いつ表舞台から降りることを選ぶかも分からない。そのなかで誰かに夢中になって、応援をするのは、多かれ少なかれ迷いや不安を抱えるということでもある。

でも、デビューをするという本人からの覚悟が示されたとき、そこには確かに居場所が築かれる。「明日にはいないかもしれない」という不安は、本人の手によって除かれる。それってなんと素晴らしいことか。デビューは「選ばれる」ことであると同時に、本人が覚悟してその未来を「選び取る」ということでもある。

 

私は渦中にはいられなかった。

だけど新たな場所でそのままの仲間たちと笑っている。1年前なんて涙に暮れていて、夜な夜な「せめて表舞台に立っていたことを一瞬でも幸せだと思っていてくれたらいい」とまで思っていた。今彼がまた表舞台に立つことを選んでくれているだけで、その答えだと勝手に思っている。

 

渦中にはいられなかったけれども、それぞれに思い入れがあるし、思い出もある。場所も規模も違うけれど、それぞれが納得して「選んで」未来を迎えている。だから今は素直にすごく嬉しくて、これまでを考えると涙が出てくる。

たくさんの別れだってあって、たくさんの挫折だってあって、だけどそれでも生きている限り平等に「未来」は来て、その未来はそれぞれが選択した先にある。これから私は、その未来を目の当たりにしていく。これから、何が待っているんだろう。

 

 

 

SnowManSixTONES、そしてそのファンのみなさま、デビュー本当におめでとうございます。

これまでの敬意と、そしてこれからに期待を。

 

 

 

金内柊真を応援していた、現在進行形で長妻怜央を応援している、しがない1人のオタクより。