そして僕を手放さずにいて

アイドルオタクのときめき備忘録

「あの頃。」の仲間たち、元気ですか?

「人生のなかで今がいちばん楽しいです」

 

「将来の夢はモーニング娘。になること!」

小学校に上がったばかりの女子たちは、厚底スニーカーを履きながら、カセットテープに録音してもらった音源を流し、自分の姿を公民館のガラス窓を鏡にして、いつかモー娘。になる日のために日々練習に励んでいた。そのなかのひとりが私でした。

 

あれだけ「いつかモー娘。になる日のために」日々練習していた仲間たちは大人になり、それぞれまったく別の職業に就いている。「いつか」は来なかったけれど、それでも毎日がそこそこ楽しい。

そして私は今も(異性ではあるけれど)アイドルに夢中だ。

 

映画を観て来ました。

映画『あの頃。』公式サイト

 

「しんどくても帰ってきて推しを見たら元気になる」わかります。

「応援してますも言えない自分が不甲斐ない」わかります。

「俺なんかが行っていいんですかね?」わかります。

 

まっすぐ、まっすぐ誰かを好きになって、応援して、そして仲間ができていく。くるくると表情を変えるアイドルを見て、なんだか分からないけれど涙が止まらなくなること、私にもあった。推しをきっかけに知り合ったひとが、もはや実生活でかけがえのない存在になっていたりもする。

 

「あの頃は楽しかった、なんて過去をピークにしたくない、僕はいつだって今がいちばん楽しい」

 

そんな大人になっているんじゃないかと思う。

これまでもめちゃくちゃ楽しかったけれど、私は今がいちばん楽しい。

 

だけどそれでも「あの頃」は思い出すだろう。

がむしゃらに、ただまっすぐに「側から見れば痛かっただろうな…」という、全身に熱を帯びていた「あの頃」のこと。

 

ふと不安になる時がある。

現場に行かなくなってまるまる1年が経った。

次はいつ行けるようになるんだろうと思う。

「行く」という熱量をまた自分のなかに復活させられるのだろうかと思う。

私にとって「あの頃」は「自由に劇場に足を運んでいた日々」になってしまっている。

 

だけどそれでも、画面越しに、誌面越しに、くるくると表情が変わる「好きなひと」に救われ続けている。ごく自然に、私の生活のなかにアイドルにいてもらっている。

 

大人になるのもいいものですよ。熱を上げなくても、温もりはそこに携えていられる。

 

「あの頃」の仲間たち、元気ですか?

会いたくなるような映画を見つけました。

 

私?そうね、私は

「今 実際 恋愛中 久しぶりに夢中」

ってところです。

【恋ING】映画「あの頃。」の主題歌歌ってみた【藤本美貴】 - YouTube