そして僕を手放さずにいて

アイドルオタクのときめき備忘録

ジャニオタが初めて乃木坂46の握手会に参加した話

タイトルそのままでございます。

 

48グループや46が大好き!と言いつつなかなか現場に行ったことがない、ジャニオタで言うところの「茶の間オタ」、秋元界隈で言うところの「在宅オタ」とやらでした。思えば「RIVER」からAKB系列の在宅オタになりかれこれ六年目。まさかの公式ライバルの握手会がデビューになるとはだれが想像できただろう…。まあ想像する必要はないけれど。

 

軽い気持ちが発端でした。

なかなか都合のつく現場がない、福ちゃんに会えない、アイドルに会いたい、そろそろ血中アイドル度数が低下して倒れる…もしかすれば死んでしまう…!

そんなときに日曜深夜の「乃木坂工事中」のお知らせコーナーで「ハルジオンが咲く頃」の握手会がGWに京都で開催されると発表がなされたのです。

これだ、これしかない…!とついに握手会デビューすることに決めたのです。

 

そもそもなぜ今まで握手会に参加してこなかったのか。

 

日程が合わないなどのいろいろな理由はありますが、一番は「実態がよくわからない」ということ。CDを大量購入しなきゃいけないのかな、派閥とかあるのかな、男の人がメインの現場って…?もうとにかく想像つかないことだらけ。正直行くまでは、行ってからも多少不安はありました。ジャニーズの現場との勝手の違いに戸惑うことも多々ありました。今回はそれらをまとめて、「乃木坂46に興味あるな、でも握手会怖いな」という方々に安心していただけたらなと思います。

 

 

①事前準備

 

松竹座にオタクとして育てられた私。事前に推しに手紙を書くのがあたりまえという感覚がある。うちわとペンラ、双眼鏡と並ぶ。現場にレターセットを持ち込む習性は松竹座育ち特有なのでは?(関東のみなさんはどうなのだろう。ファミリークラブが味方なのか。)と、ここで気づく。「女の子相手にカード書くのって楽しい…!」男の子相手ではないからこそ「ねえ見て!このカードかわいいやろ?!?!」ともう女子的趣味全開でお手紙を書けるのだ。男の子相手だとあまり女の子女の子したものはためらってしまう人も、女の子相手だとなにもためらうものはない。とっても楽しい。

 

事前準備をしていてうらやましいなと思ったのは随時更新される公式HPのお知らせである。公式Twitterもあり、リンクから詳細にすぐに飛べるようになっている。禁止行為がなんなのかはもちろん、出演予定のメンバーも記載される。うらやましいよね!!!Jr.担のみなさんうらやましいよね!!!まあ握手会という特殊なイベントだからこそだろうが、ここまで細かく規定を作られていると「初めて行く身としては」わかりやすい。窮屈かもしれないがわかりやすい。おおざっぱな某事務所さんは多少でもいいので見習っていただきたい部分。

 

②当日・本番前

 

はっきり言おう。握手会とは並ぶものである。会場に入るまでにめちゃくちゃ並ぶ。そして列が長いからか列の捌きが素人技である。

「まずオタクに対して捌くスタッフ少なすぎだよぉぉぉぉ!!!」「これなんの列か教えてくれよぉぉぉ!!!!」「最後尾の札が表口から見えないなんてなんのための札だよぉぉおぉ!!!!!」の三点で私は本番前に不機嫌になっていた。あとはまあ、慣れないタイプの男性グループに混じって並んでいたのでそれで不機嫌であった。乃木坂オタクにわかりやすく言うと「ヤングアメリカ」のときの橋本奈々未さんの目をしていた。屋外で延々と蛇行しながら並ぶ。握手会の前に一時間ほどのミニライブがあるのだが、CDに封入されている参加券一枚とライブ券と一回目の握手券が一つになったものと交換ができるのだ。そのミニライブのために延々と並ぶ。どれぐらい並ぶかって、駐車場を三回蛇行して正面入り口を数回建物に沿って蛇行して、裏の関係者が使いそうな駐車スペースも三回ほど蛇行するくらい並ぶ。関西Jr.恒例行事のあけおめのグッズ行列くらいかもしれない。だが引換券の配布はブロックもランダムなので、わりと後半に入った私でも女性ブロックの最前ブロックに通された。ここで疑問に思うのだ。「最初から女性だけの列作っておけば列もここまで長くならなかったのでは…」と。まああのスタッフの数じゃあ無理ですよね…(遠い目)

 

③当日・ミニライブ

 

今回発売されたシングルに収録されている楽曲と告知で構成されるミニライブはだいたい一時間ほど。ジャニーズでよくあるグループ名コールなどはなくもっぱら推しの名前を各々叫んでいた印象。卒業を控え、今回で握手会がラストの深川麻衣さんのC&Rは会場全体が声を出し、連続10回近く行われた。場内アナウンスは秋元界隈では当然のごとくメンバーが行う。この習わしも真似っこして欲しいなあなんて思っていたり。

びっくりしたのは双眼鏡利用者があまりにも少なかったこと。最前ブロックとはいえブロックの後ろのほうなので、なかなかに遠い。肉眼で認識はできるけれど表情までは…という感覚。だいたい劇場でいう20列目以降くらいの距離。

使いたくなりません?!?!

周りに私含めて3人しか双眼鏡利用者がいなかったのだけど、みんなどれだけ視力いいのかな?!?!うらやましい!!!

ライブ後は規制退場で女性・ファミリーブロックの中から「このまま握手会に参加せず再入場する人」だけ退場を命じられる。ここでもまた待機である。男性陣は問答無用で全員一旦退場である。女性を徹底的に優遇するところが一番の違いだなあと思う。なぜ一度外に人を出すか。レーンの設営である。ライブ会場がそのまま握手会の会場に作り替えられるのである。40分ほど待機になるので各々軽食を食べたりメイク直しをしたりして時間を潰す。設営の裏側が見れて面白いのです。

 

④当日・握手会

 

やはり人気に左右されるな、というのが一番。顕著に表れるのが「剥がし」のペースというか正確性というか。言い方は悪いが後ろの人数などによっては剥がしスタッフの肩ポンポンからしばらくは会話ができたり握手もし続けられたりする。なんならメンバーがまだ何か話してくれたりもする。列が長いメンバーであればあるほどそれがなく、二言三言で終わる感じであった。けれどそれでも思っていたよりたくさん話せる。もっと一瞬だと思って「これだけは言いたい!」ひとことだけ考えていたがメンバーからの返しになかなか答えられないのだ。コミュニケーション能力の有無ではなく、瞬発力の問題で。だからネタは考えておくべき。できれば2,3個。それにしても場数をこなしているとはいえ、彼女たちの瞬発力には驚いた。初めてであわあわしてしまった新参者の私に自分から話題を振ってくれるなど、恐れ多すぎて恐れ多すぎて…!

 

あと握手会の前に手荷物検査と金属探知機での身体検査が行われる。本店の握手会での事件があったことからだろうが、飲料を自分で飲むことも強いられる徹底ぶりである。さらにはメンバーと握手する前に運営に手荷物をすべて預け、なにも持たない状態で握手をする。メンバーがあんしんしてくれさえすればそれが一番です。

 

 

総括いたしますと、女子はかなり優遇されます。そこそこの人数の女子がいるので怖くないです。全体からすると少ないかもしれませんが松竹一公演分くらいの人数はいます。メンバーがとにかく魅力的です。初めて男子トイレの行列を見ました。女子トイレはすかすかでした。

 

とにかく!!!悩んでいるなら一度行ってみてください。

すごく女の子に優しい仕様です。お酒飲みながら書いていたら落ちがわからなくなってきたのでここまでとします。久々の現場、とても楽しめました♡